スキルアップのコツ

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英語コミュニケーション力をアップするためには?!先生方にスキルアップのコツを伺いました。是非ご自分にあった方法を見つけてチャレンジしてください。

長いセンテンスで話すための練習法 NEW

発話時のセンテンスの長さは、OPIcでも1つの評価点になっています。
しかし、長めの文章で話すことに苦手意識を持たれている方も多いのではないでしょうか。
単語と句だけ(Noviceレベル)なら特定のパターンを覚えて話すということも可能ですが、文章が長くなると組み合わせが複雑になるため、文章全体を丸暗記することも難しくなってきます。
それではいったいどのような練習をすれば、一定の長さ以上の文を効率よく作れるようになるのでしょうか。

私達の答えは、下記のような方法です。
  • 「短くて誰でも作れるような易しい句」を
  • 英語の語順に沿って、どんどん後出しでくっつけていく
例えば、スティーブ・ジョブズの有名なスピーチに、下記のような一節があります。
"Believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart"(抜粋)

18語のセンテンスです。パッと見て「こんな文章はとても自分ではつくれない」と思われる方もいらっしゃると思います。しかし冷静に文章を見てみると、とても単純な句に分解できることがわかります。

Believing that /
the dots will connect /
down the road /
will give you the confidence /
to follow your heart.

これら1つ1つなら、なんとか瞬間的に話すことができそうですよね。
逆にいえば、このような簡単な句を、英語の語順にそって上手に後付けすることができれば、自然と長いセンテンスを構築できるのです。
# 英語の語順とは、重要なことを先に述べていく語順です

「英語の語順にそって、簡単な句をどんどん後ろに付け足しながら長いセンテンスを構築する」
我々は上記のような練習を、Snowballトレーニングと呼んでいます。
「OPIc Web&Skypeレッスン」は、Snowballトレーニングを通じて発話力のアップを目指します。
ぜひ、ご自分のレベルにあわせて、ご受講ください。

英語をマスターするにあたり、WhyとHowを明らかにしましょう

まずは、皆さんに質問です。

皆さんの英語学習のモチベーションはどこにありますか。
なぜ、英語を勉強されているのでしょうか。

もちろん、仕事で使わざるを得なくなってきているから、という方も多いかと思います。
さらに一歩踏み込んで、どんな仕事が出来るようになっていたいから英語が必要なのでしょうか。今後のグローバル化する自分自身のキャリアにおいてどうありたいから英語が必要になってくるのでしょうか。

仕事でなくとも、どんなライフスタイルを送りたいから、どのような人になりたいから英語を学ぼうとしているのか、そうした「目的」である「Why」が明確になっていますでしょうか。

いつの間にか、英語を習得すること自体が目的になってはいないでしょうか。

このように、自分自身のキャリアビジョン、ライフビジョンと絡めてWhyを明確にしてこそ、英語学習も長続きしますし、本当に自分にとって使える英語力が身に付けられると、強く考えています。

Whyを明らかにすることは、どのように学ぶことが効果的なのかというコツ=“How”の選び方にもつながります。ここでは、いくつかあるHowのうち、Whyをイメージしながら進められる学習法をご紹介します。

それが「ひとりDVD」です。

この「ひとりDVD」という英語学習法は、ドラマや映画に出てくる憧れの俳優、女優になりきり、映画のワンシーンを全てコピーすることで「英語」を学ぶものです。

単語や慣用表現を覚えるだけでなく、日本人が足りないと言われる非言語(表情、身振り・手振り、リズム感やトーン)、さらには映画のシーンを通して、価値観、習慣といった異文化要素も含めトータルで覚えることで深い記憶に残す、という学び方です。

憧れの俳優をまねることで、自分がどうありたいか、というWhyの部分もイメージしながら学べるため、より一層、深く心に残ります。

もちろん、映画やドラマ1本丸ごとセリフを覚えるということは、負担が大きく継続が難しいため、ワンシーンを取り上げ、そこに出てくるセリフを繰り返し声に出し練習して、まずは口の周りの英語筋肉を鍛えるところから始めましょう。

それでは早速「ひとりDVD」のステップをご紹介します。

ステップ(1):好きな海外映画、ドラマを選びましょう。自分の憧れの俳優、シーンが出ているものがより効果的。インターネットからも無料で映画やドラマのスクリプトをダウンロードできるサイトもあります。

ステップ(2):その中で、覚えやすい、記憶に残る、または特に好きな、1シーン/チャプターを選びます。ここでは、言語だけでなく、非言語の部分も意識し、何度も声に出して言葉も表情もトーンも完璧に真似してみましょう。

ステップ(3):次のシーン/チャプターに進み、とにかく楽しみながら、隙間時間に繰り返し行います。

この「ひとりDVD」を継続的且つ効果的に習得するコツは、恥ずかしさを捨て、とにかく楽しみ、役になりきることです。役がそのシーンで動いているとすれば、自分も動き回ります。役に対する憧れの気持ちが大切です。パートナーやご家族、お子様と一緒にされるとさらに楽しさは倍増すると思います。

簡単に始められ、隙間時間に、楽しく、継続的に学ぶことが出来る「ひとりDVD」、ぜひ今すぐお試しください。

最後に、英語のスピーキング力を上げるということに関してのヒントを一つ。
スピーキング力を上げるというと、とにかく話すということをイメージしがちかと思いますが、実は、インプットとアウトプットの量のバランスが重要です。

アウトプットをせずにインプットだけに力を入れ過ぎても、英語を話す際に必要になる口の周りの筋肉は育たず、言葉はなかなか出てきませんが、逆にアウトプットだけ練習するのでは、語彙力や表現力にいつまでたっても限りがあり、会話を広げることが出来ません。効果的に英語を習得するコツ”How”は、まず、インプットを出来るだけ楽しく、継続的にやることです。そうすると、ある時突然口から英語がスラッと出始める、Tipping Point(閾値)を迎えます。

多くの方がこのTipping Pointまで到達するまでに諦めてしまったりするのですが、Whyをイメージしながら、楽しく英語学習が続けられる[ひとりDVD]を通して、皆様もTipping Pointによりやさしく到達できるはずです!

ぜひ、実践してみてください。

Tips for Developing OPIc Intermediate Level Speaking Skills

スピーキングスキル向上のヒント:OPIc Intermediateを目指して

Your ultimate Intermediate level goal is to be able to communicate confidently when handling simple tasks and exchanging basic personal information. To do this, you need to develop―or improve―an ability to “create” with the language. An ability to “create” means being able to recombine English elements you have learned into meaningful sentences in order to express your own ideas. Here are some tips to guide you in your efforts.

Intermediateは、自分自身の身近な情報なら自信を持って話せる会話力を備えているというレベルです。そのためには、英語を使った「創造力」が必要になります。「創造力」というのは、自分の考えを示すために今までに学習した英語を再構成し、意味を成すセンテンスを作成できる力です。その創造力へ導いてくれるヒントをご紹介しましょう。

  1. Review the basic sentence patterns you learned.
    まずは型。基本文型の復習。

    Your goal is to produce clear sentences. English sentences must have at least a SUBJECT and a VERB. You have probably learned at least the SUBJECT VERB OBJECT and SUBJECT VERB COMPLEMENT patterns. Review these and other similar patterns.

    ゴールは明瞭なセンテンスを作ることです。英語のセンテンスには主語と動詞が必要です。基本文型の「主語+動詞+目的語」「主語+動詞+補語」のパターンは今までに学習していると思います。これらの文型や同様の基本文型を復習しましょう。

  2. Do not translate directly from Japanese.
    日本語から英語の直訳はダメ。

    Japanese sentence structure will often leave out required elements of English sentence structure, especially subjects and objects. When you produce your English sentences, be sure they have all the required elements, even if these elements were not in the original Japanese.

    日本語の文は、英語の文における必要な要素(特に主語と目的語)を省略する傾向があります。主語や目的語がオリジナルの日本文になくても、英訳する際は必ず主語や目的語が全部そろっているかどうかの確認が必要です。

  3. Be sure your sentences always have a SUBJECT.
    いつも必ず「主語」がある。

    In Japanese you do not need to repeat the subject if it has already been made clear. But in English you do. Except for certain short answers to questions, English sentences must always have a subject.

    日本語では「主語」が明らかにされている場合、何度も「主語」を繰り返すことはありませんが、英語では繰り返します。英語の場合は、質問に対する応答を除いて、常に「主語」が存在します。

  4. Use personal pronouns.
    人称代名詞を使う。

    Do not hesitate to use personal pronouns. They do not make your speech informal and impolite. They are essential because English sentences must always have a subject and transitive verbs must always have an object even if the subject and object have already been made clear. We use pronouns so that we don’t have to repeat subject and object nouns. Such pronoun substitution for nouns also makes the logical connection between your sentences clear.

    We also use pronouns when directly addressing people: “How are you?” I’m fine, thank you.”

    Natural English speech makes heavy use of I/me, you, he/him, she/her, it, we/us, and they/them. Japanese does not. You will need to supply the appropriate pronouns that Japanese often leaves out.

    遠慮なく人称代名詞を使用しましょう。人称代名詞はスピーチを自然な流れにします。英文は常に主語が存在しますが、主語や目的語がはっきりしていても、他動詞の場合は常にそれに伴う目的語を必要とします。そうした場合、何度も主語や目的語にあたる名詞を繰り返す必要がないように、代名詞を使用します。そして代名詞は論理的な流れも作りますし、あいさつする場合も代名詞を使用しています。

    “How are you?”
    “I’m fine, thank you.”

    自然な英語のスピーチでは代名詞が頻繁に登場します‥‥I/me, you, he/him, she/her, it, we/us, and they/themなど。日本文ではそう頻繁には使えませんが、英文作成の際は今後しばしば登場させる機会があるでしょう。

  5. Review basic question patterns and their natural short answers.
    質問と応答パターンの復習。

    At the intermediate level you need to be able to ask and respond to simple questions. Review and use the patterns you learned for this. You will find that the short answers often require the use of pronouns: “How old is your brother?” “He’s twelve.”

    Intermediateレベルは「単純な質問ができる、単純な質問に答えられる」レベルです。学習した質疑応答のパターンを使って練習しましょう。応答には代名詞の活用も必要です。

    “How old is your brother?”
    “He’s twelve.”

  6. Learn vocabulary “chunks.”
    ボキャブラリーは「チャンク」で。

    Word-for-word direct translation of Japanese expressions will often produce English that is unnatural even though it is grammatically correct. Learn the English equivalent expressions in their full, natural phrasing, for example, “have an appointment” for “yakusoku ga aru” (not “there is an appointment”).

    逐語的な日本語から英語の直訳はたとえ文法的には問題なくても、表現上での不自然さを感じさせます。日本語と英語の意味の等価性を、チャンク(ひとまとまりのフレーズ)でまるごと覚えましょう。たとえば「予約がある」は “have an appointment”。決して “there is an appointment”ではありません。

  7. Break your “katakana” dependency in learning English pronunciation.
    英語の発音を身につけて、カタカナ依存からの脱却。

    When katakana is used to represent the pronunciation of English words, many sounds of natural English are lost. There are many more vowel sounds in English than there are in Japanese, and several consonant sounds cannot accurately be represented. Find and use good audio models of natural English pronunciation.

    カタカナの音は、自然な英語の音と全く違います。母音の数も日本語は5つですが、英語は母音だけで19とも20とも言われています。英語の子音もカタカナではっきりと表記できない音ばかりです。良いモデル発音(オーディオ・モデル)を見つけて、英語の発音を練習しましょう。

  8. Learn the “stress-timed” nature of English speech.
    英語は「Stress-timed」(強弱アクセント)の言語。

    Stressed syllables in English words are pronounced clearly, but unstressed syllables are usually suppressed, seeming to hardly be pronounced at all. Find and mimic good audio models of English speech to practice natural stress and reduction. Doing so will sharpen your listening comprehension as well as improve your fluency.

    英単語で強いストレス(アクセント)のある音節は、はっきりと発音されますが、ストレスの無い音節は発音されてないかのように聞こえます。英語の自然なストレス(アクセント)や音のつながりを練習するには、良いオーディオ・モデル(ネイティブの発音)を探して模倣してみましょう。その練習を繰り返すことで、スピーキングが流暢になり、それと同時に聴解力が鋭くなります。

  9. Focus on sound, not on spelling.
    「音」に集中、「綴り」じゃなくて。

    Unlike katakana symbols, many English letters have more than one sound. For example, the letter “o” can be pronounced six different ways depending on which word it appears in. Don’t trust the spelling to give you the correct sound. Use your audio models to learn and practice the different sounds in different words.

    カタカナと違って、アルファベットの文字には1つ以上の音があります。例えば、「o」は単語によって、6つの異なる音があります。正しい音を把握するためには、スペルさえ信じなくても良いのです。オーディオ・モデルを利用して、いろいろな単語によって変化する音を聞き分ける練習をしましょう。

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