歴史の韻を踏むなら・・

5月24日日本経済新聞の春秋に紹介されていたのに興味を覚え、「日米交換船」(鶴見 俊輔,加藤 典洋, 黒川 創著)を読み終えた。第二次世界大戦開戦後の1942年に日米や日英の残留外交官・民間人の交換が行われた際の記憶・記録が500ページ弱に収められているだけに、驚きの内容満載であった。強いて紹介するなら、春秋にも紹介されていた筆者・鶴見俊輔のハーバード入学や卒業認定における懐の深さと開戦後半年を経ての民間人交換であろうか?本日の春秋に「歴史は韻を踏む」とあったが、米ロ二大国のトップには良い意味で学んで貰いたい記録書である。

2025年06月11日