大阪・関西万博2025開幕を前に

大阪・関西万博2025開幕を翌週に控え、前回のEXPO70の開催に対し「万国博を考える会」を文化人有志で結成し、基本理念「調和的発展」等を策定したメンバーの1人として紹介されている小松左京の「戦争はなかった」を読んだ。「日本沈没」等のSFは、その構想力等で驚きながらも楽しく読ませて貰ったが、この作品は万国博を考えていた時代(1968年)の作品とは思えないような現在社会の洞察に富んでおり、ロシアのウクライナ侵略も書籍タイトルになりかねない、最近聞くことの多いパラレルワールドかと思わせる社会情勢。開幕する万国博も「万国博を考える会」の視点での見分を行いたいと思った。

2025年04月04日